プロジェクトの振り返り(株式会社ソラフク様)
株式会社ソラフク様のコーポレートサイトを制作いたしました。
今回のプロジェクトを通じて改めて感じたのは、「らしさ」をデザインに落とし込むことの重要性です。
もちろん、UIの使いやすさ・視認性・導線設計などは、サイト制作の大前提としてしっかり設計しています。
その上で弊社は、ブランドの個性や想いがきちんと伝わるように、見た目の一つひとつに意図を持たせながら丁寧にデザインしています。
制作を振り返りながら、どのようにソラフク様の「らしさ」をサイトに反映したかを記録します。
目次
案件概要
株式会社ソラフク様は、ドローンでバルコニーまで直接荷物を届けるという革新的な物流プラットフォームの開発を目指す企業です。物流の「人手不足」や「ラストワンマイル問題」に取り組んでいます。
本サイトでは、ソラフクのビジョンや事業の強みが、パートナー企業に伝わることを目的に、代表取締役の松木さんとディスカッションを重ねながら構成を作りました。
ロゴを起点に「らしさ」を広げる
私が普段コーポレートサイトやECサイトをデザインする際に重視しているのは、ロゴの持つ印象を起点に、ブランドの「らしさ」をサイト全体に波及させることです。
「らしさ」を広げることの重要性
ロゴとデザイン要素(フォント・色・余白・形状・モチーフなど)を連動させてデザインすることで、ユーザーの中にブランドの印象を、一貫性をもって強く残すことができます。
逆に、ロゴとデザイン要素の連動を怠ると、「サイト左上のロゴを別の企業のロゴに摺り替えても成り立ってしまう」ような、凡庸なデザインになりかねません。
ソラフクのロゴの特徴

デザインルールやトンマナを定めるにあたり、まずロゴの持つ特徴を抽出しました。
- 線が太い
- 要素や文字が丸い
- 鮮烈な赤
- 余白が狭い
具体的なデザイン
このロゴの特徴をフォント・レイアウト・カラー設計・UI要素・イラストに反映させることで、「ソラフクらしさ」をサイト全体に波及させました。
フォント
フォントは4種類を選定し、機能性とブランド表現の両立を目指しました。
- ファーストビューのコピー→M PLUS 1
ロゴの印象に合わせ、丸みがあり太さのある書体を使用。 - その他の日本語→Noto Sans JP
可読性と安定感を持つ定番フォント。 - 数字→Silom
幾何学的な構造とテック感が、ドローン事業の先進性を自然に補完。 - 欧文見出し→Futura PT
丸みと太さを兼ね備えた欧文フォントで、親しみやすさと近未来感を同時に表現。




ボタン
ボタンも、ロゴの印象を踏襲して線を太めに設計しました。

イラスト

トップページの動画部分では、表現の自由度とブランドストーリーの明確化を重視し、写真ではなくイラストを採用しました。(AI生成の写真なども検討しましたが、情報を取捨選択できる点において、イラストのほうが意図を伝えやすいと判断しました。)
イラストは以下の8つの参考イラストを並べ、今回のデザインと相性がいいもの(「線が特徴的」「要所に塗りがある」)を考えた結果、⑦をベースに制作することにしました。

特に、ドローンとバルコニーは赤い塗り、ソラフクの基地は赤い線で強調。
その他の要素は黒の線に抑え、“どこを目立たせたいか”が自然と伝わる構図にしています。
その他
セクションの境界に、丸くて太い線を用いるなど、各所にロゴの特徴を散りばめることを意識しました。

最後に
最終的に、簡易的なサイトではありながらも、ソラフクらしさの詰まったオリジナリティ溢れるサイトになったと自負しています。
今回の制作を通して、改めて「らしさの視覚化」はブランディングやデザインにおいて最も重要な要素のひとつだと実感しました。
今後も、「らしさ」を感じさせ、コーポレートアイデンティティを波及・向上させるようなデザインを目指してまいります。